unoaのはじまりにあった、想いと試行錯誤。
最初の一着「Plié」に込めた想いを、振り返ります。
【unoaという名前が生まれた頃】
ブランドのコンセプトや、つくりたいレオタードの形をノートに書き留めていました。
このノートも、今では4冊目に。

現在、すべてのレオタードについている「KABUKI LINDT(カブキリンツ)」のタグも、当初は手書きのunoaタグでした。
「unoa」は、Unosawaの名前と、「Art」の「a」を組み合わせたものです。

【Pliéができるまで】
教えの仕事がない毎週水曜日、リハーサルの後に作業場へ通い、何度も試作を重ねました。

制作のはじまりは、手書きのパターンから。トリムや胸元の縫製も、何度も試作を重ねながら形に。

キャリーケースを手に、何度も生地屋さんへ。生地を選び、パターンを引き、裁断しては修正する。理想の1着を求め、試行錯誤の日々が続いた。
・着心地のよい生地選び
・デコルテを美しく見せるオフショルダーのライン
・メッシュ生地の比率とバランス
・カンブレやアラベスクでもたゆまず、身体に沿うフィット感
実現が難しいこともありましたが、まだこの世にないものだからこそ、つくりたい。
そんな思いを胸に、熊野と二人三脚で完成させたのが「Plié」でした。
最初の試作では、生地が十分に伸びず、お尻までしか届かなかったことも今では思い出です。笑

ようやく少し納得のいく1着が完成。はじめて袖を通した、忘れられない瞬間。
【はじめて完成したレオタード「Plié」】
はじめて完成した「Plié」を着用したのは、バレエ団でのリハーサル。演目は『コッペリア』でした。
そして、この公演が、私にとって最後の舞台となりました。

【はじめてのヴィジュアル撮影】
完成したばかりの「Plié」をまとい、りんつと初めてのヴィジュアル撮影に臨みました。
手にしたのは、かすみそうの花束。

幼い頃、いつもかすみそうを飾っていた友人の家で、その美しさに惹かれたことを覚えています。
その友人は今も大切な存在。私の初舞台から、ずっと見守ってくれています。
【そして、unoaへ】
今振り返ると、「Plié」の完成は、私にとってひとつの節目でした。
バレエ団のダンサーとしてのキャリアに一区切りをつけ、unoaというブランドに本格的に向き合っていく。
あの一着が、新たな一歩を後押ししてくれたように思います。

最初の一着に込めた想いは、今もUnosawaの原点に。
次回は、Director’s Interviewをお届けします。

